びぼうろく

他人のブログを読んでいると、たまに「備忘録」などと称して通常のテーマとは無関係な、本人にしか分からないような記事があったりする。はっきり言って、今回はソレである。誰からも興味を持たれることなく、しかも誰も褒めてくれないから、しょうがなく自分自身を褒めているようなものだ。

ブログのサーバーを移転することになった。

素人なので、かなり大問題である。数年前にプロぽい人に組んでもらったシステムを使いまわしていたので、そもそも仕組みが理解できていないのだ。

ちょっと調べるとブロガー向けの技術系ブログというのはいっぱいあるし、わりとマニュアル類も充実している。大体のところを調べ、ちょっと個人的にアドバイスを貰ったら多少理解できた。

不安はあるが、あとはダメ元でやってみるしかない。

僕の場合、こういう時の踏ん切りは、酔っ払ったときか、寝付けないときにつく。さすがに酔っ払って作業はできない。寝付けなかった夜に、モノノハズミで始めてしまった。

まずは移転先のサーバーを用意する必要がある。平日の午前3時にサーバーを契約。本来ならスペックとか値段とかを検討すべきなのだろうが、いずれにしても判断基準がない。検討するだけ時間の無駄だ。結局、移行マニュアルが分かりやすかった大手に決めた。契約したら満足し、その日は簡単にセットアップだけして寝た。

後日、移転元のサーバー上でゴニョゴニョしていたが、なにか失敗したようでサイトがWeb上に表示されなくなってしまった。もう直せない。

逃げ道は全くない、ハードボイルド路線である。しょうがないので、念の為にとっておいたバックアップから新サーバーに移行してみた。

文章データは戻った。全てを失う覚悟をしていたのだが、助かった。

とはいえ完璧でもない。改行が意図と違う結果になってしまい、段落と段落の間の空間が無くなってしまった。しかも写真の移行は失敗した。

それでも全て無くなるよりはマシである。

段落間の改行は手作業で直し、写真を入れ直すことにした。どんな状態でも全滅よりはマシであり、いかなる手作業も受け入れられる。ちなみに記事は約200件。2日程かかっただろうか。

サーバー移行と同時にアドセンスというGoogle配信の広告も入れなおすことになった。僕のサイトは改めて審査を受けることになる。

これも非常に大変だった。

ブロガー向けのサイトを参考にしつつ審査の申請を出してみるが、COVID-19の影響によるキャパシティオーバーとかで、そもそも審査されない。何回かトライした後、Googleの分析ツールをサイトに組み込んだら解消された。

そこから先はパクリ疑惑との戦いだった。コロさんがKOROさんだった頃のパクリと判断され、コンテンツ複製疑惑が発生したのではないかと思っている。KOROさんもCOLOさんも結局は同じコロさんなんだけど。

本来であれば、KOROさん側にコピー元ではないという記述を埋め込むと回避できる問題らしいのだが、今年夏でKOROさんドメインの更新を止めてしまったので、COLOさんとしては後の祭りである。

やむをえず、昔のブログを非公開にして審査を受けることにした。この頃、急激に会社が忙しくなっており、ブログを書く余裕がなかった (旅行に行けない今年は、そもそもネタがないのだが)。記事3件で審査を受けたところ、クオリティ的に不適合とのことである。記事数が少ないのが問題なのか、そもそもコロさんのブログに価値がないのか。ここまでくると、フラれまくっている男子高校生なみに落ち込む。オッサンには荷が重すぎる。記事4件でもダメ。

そろそろ出家でもしようと思い始めた頃、ようやく記事5件で審査が通った。先週の話である。非公開記事を公開に戻し、広告を入れ、やっと通常スタイルに戻った。夏くらいに始めたのだが、もう冬になってしまった。

・・・という、まぁ、大したことのない話である。

ぎっくり

混雑した観光地は苦手なので、秋の四連休は自宅で過ごした。

土曜と日曜に関しては寝ているだけで、普段と変わらない。月曜と火曜については特に予定もなく、どうしたものかと思っていた。

予定もないのにサプライズなイベントを欠かさないのが、僕が僕たる所以である。月曜日にギックリ腰をやってしまった。

人生で二回目なので取り乱すことはなく、そもそも7月くらいから腰痛を抱えていたので、やった瞬間に分かった。

取り乱してはいないが、落ち着いているわけでもない。どう対処していいか分からないのだ。

まずはベッドに行って安静にするが、その後、どうすれば良いのだろうか。現代人らしくスマホで対処方法を検索してみる。

まずは冷やせと言っているサイトが多いが、直後でも温めろと言っているサイトも少なからずある。どっちなんだ。正反対のことを言われているにも関わらず、どちらも決め手に欠く。

知り合いの元薬剤師に聞いたところ、24時間以内は冷やせとのこと。これに従うことにした。

ギックリ腰で最大の問題は移動だが、特にヤバイのはトイレではないだろうか。トイレまで這って行くことはできるが、洋式トイレは椅子くらいの高さがある。かなり絶望的な高さだ。母親に2個の椅子を交互に並べてもらい、ほぼ座った状態でトイレに行った。

翌朝、いつも行っている鍼灸師に連絡がついた。前回のギックリ腰は鍼でマジックのように改善したのだ。今回も何とかしてもらえるだろう。

鍼灸院の臨時予約を入れ、母親に介護タクシーを探してもらい、マンションの部屋まで車椅子でピックアップしに来てもらった。

76歳に付き添われて介護タクシーに乗る43歳。理由がギックリ腰だけに、非常に情けない。

腰を鍼でゴニョゴニョしてもらい、お灸をすえてもらったところ、思った通り激的な改善が見られた。素晴らしい。お灸は患部を温めているので、結局、冷やせばいいのか、温めればいいのかは分からずじまいだったが。

帰宅困難に備えて往復で介護タクシーを頼んでいたのだが、帰りは車椅子なしで介護タクシーに乗車。翌日からはコルセットつきながら出勤できた。

ニューノーマルの時代、地震対策で水と食料と乾電池の備蓄、パンデミック対策でマスクとアルコールの備蓄が必要である。それらに加え、ギックリ腰対策で尿瓶とコルセットの常備をオススメしたい。

それをするくらいなら、毎日5分でもストレッチすればいいのかもしれないが。

しちがつのおもいで

タイミング的には夏枯れということになるのかもしれないが、それには関係なく、もう旅行ネタがない。なにかイベントがないとブログを書けないのが三流ブロガーの特徴なのだろうが、このままではCOVID-19のせいで、僕のブログが消滅してしまう。なんとかしないと。

しょうがないので先月の僕の人生について書いてみよう。内容の無さは、きらびやかな上野東照宮の写真で誤魔化したい。写真を撮影したのは6月だが、多少の誤差は大目に見て欲しい。なにしろネタがない三流ブロガーなのだから。

そんな僕の7月は過酷だった。

三流ブロガーにもプライドはあり、会社のグチは書かない事にしているが、7月は業務上の貰い事故のようなものが4件もあった。週に一度の計算である。

トラブルというわけでもなく、僕が非難されるようなものでもないのだが、こういうのは疲れる。無駄に残業も増えるし。かなり堪えた。

そういう時に限って、弱り目に祟り目、腕をあげると激痛がはしるようになった。しかも同時期に腰痛も悪化した。1時間くらい座っていると、立ち上がるのが一苦労である。満身創痍のようだ。

以前にストレッチ教室を挫折した僕は、鍼灸院の治療で何とかしてもらうのが健康法である。自分で伸ばすことをしないのなら、適度な刺激を与えて貰えばいい。

鍼灸院に行ったところ、年齢的には五十肩になってもおかしくない、とのことである。いくらなんでも五十肩には早過ぎるのではないかと思ったが、そういうときは四十肩と呼べばいいだろうとのこと。

押したり刺したりしながら診てもらったところ、症状的には初期の五十肩に近いが、診断確定するには病院にレントゲンを撮りに行く必要があるらしい。そんな面倒くさいことはパスした。わざわざ正式にオッサンであると認定してもらう必要はない。

しかも五十肘の疑いもあるらしい。腕を動かすと肘も痛いのだ。マウスの使い過ぎの可能性があるようだ。さらには腰痛悪化も、肩や肘の影響で姿勢がおかしくなっているのが原因の可能性大らしい。

手首から肘にかけてを意識的にストレッチするようにとのこと。またリストレスト付きマウスパッドを買うよう勧められた。

やっぱり満身創痍である。

自宅用 (東京と横浜で二重生活しているので2枚、さらに在宅勤務時の会社PC用に1枚) と会社用で合計4枚もリストレスト付マウスパッドを購入し、鍼灸院に何度か行ったのだが、肩から肘まで痛いままである。徐々に肩の可動域は増えているようだが、それでも腕をまわすと痛みがはしる。

4回目に鍼灸院へ行った時に、どこが痛いのかを改めて聞かれた。

以前にも歯医者で同じような質問をされたことがあるが、この手の質問は苦手である。腕をまわすと肩の付け根から腕にかけてが痛い。どこというよりも、全体的に痛いのだ。

しかし、鍼灸師が僕の動きを見ていると、腕の角度によっては、痛がらずに腕をまわせている場合があるとのこと。

再検討の結果、諸悪の根源は肘痛ということになった。多少、腕のスジには負担がかかっているが、そこまでの痛みにはならないらしい。原因は冷えではないかとの指摘。

会社ではクーラーの下に座っていて、冷風が直撃している。涼しくてラッキーくらいに思っていたが、着実にオッサンを蝕んでいたらしい。

普通のマウスパッドを持っているにも関わらず、4枚もリストレスト付きマウスパッドを買ってしまった。あれは無駄だったのではないか。そもそも会社が原因で肘痛になったのだから、労災にはならないのだろうか。

結局は会社のグチを書いてしまった。所詮、そこらのオッサンの日常なのである。ブログを継続するには、やっぱり旅に出ないとダメそうだ。